こういったデバイスは高価なだけでなく、個人情報や業務情報などが満載されていることも珍しくなく、無くしたり盗難に遭ったり、勝手に使われた場合大変なダメージを被ることになります。
そういったデバイス類を万一紛失したり、盗まれたりした場合、せめてその”ありか”だけでもある程度把握できればなんらかの対策を立てることができるかもしれません。
そんな不慮の出来事に対処できるかもしれないサービス(ソフトウェア)が「iHound」です。
「iHound」に登録しておけば、万一の場合、検索するだけでデバイスの位置情報をGoogle マップに表示することによりおおよその位置を把握することができます。
車やバイクならココセコム、携帯ならいまドコサーチに代表されるようなサービスのデバイス版といったところでしょうか。
対応デバイスはiPodをはじめとするメモリタイプの音楽プレーヤー、USBメモリ、メモリーカード、デジタルカメラ、携帯電話などで、USBなどを介してPCに接続するデバイスで、シリアルナンバーがあるものに対応しています。
<iHoundの利用方法>(以下の例はUSBメモリを登録した場合です。)
1.iHoundにユーザー登録します。
登録は任意のユーザー名、氏名(ニックネーム可)、メールアドレス、パスワードを入力するだけです。
記入後”SUBMIT”ボタンをクリックすればすぐに利用可能です。
2.ユーザー登録が完了したらログインします。
3.”Add Device”をクリックして追跡したいデバイスを登録します。
記入項目は上段から
デバイス名(任意の名称でOK)
製品シリアルナンバー
デバイスタイプ(ドロップダウンリストから選択)
その他注釈(無くてもOK)
となっています。
記入が終われば”SUBMIT”をクリックします。
4.詳細設定
このデバイスの追跡オプションを設定します。
My Devicesページの”Hide Device Profile”をクリックし、先ほど登録したデバイスの詳細設定画面を開きます。
各記入項目が以下の通りです。
[左側設定項目]
■Description:デバイスの名称
■Serial Number:シリアルナンバー
■Device Type:デバイスのタイプ
■Other I.D. Information:その他IDや説明など
■Device Owner:オーナー名(ユーザー登録時の名前)
■Tracking for this device is:追跡開始のON・OFF(EnabledでONです。)
[右側設定項目]
■Display Return Information:
ここに連絡先などを記載しておけば、もしあなたのデバイスを善意の第三者が拾得した場合、その方がデバイスをPCに挿した際、記載したメッセージが表示されます。
■Executable Name:
後にデバイスにインストールするソフトウェアの実行ファイル名です。
■Windows Prompt Text:
デバイスをPCに接続した際に表示される実行プロンプト名です。思わず選択したくなる名称にしておくのも手かも・・
■Drive Name:ドライブの名称
■Icon:実行プロンプトで表示されるアイコンが選択できます。
5.ソフトウェアのダウンロード・デバイスへのインストール
デバイスの登録が終わればMy Devicesが表示されますので、”Download ihound™ For This Device”をクリックし、専用のソフトウェアをデスクトップなどわかりやすい場所にダウンロードします。
追跡したいデバイスをUSBポートなどに接続した状態で、ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストールを開始します。
画面左側”1”でデバイスのパスを選択し、”2”のインストールボタンをクリックすればインストールが開始されます。
インストールは数秒で完了します。試しにデバイスをエクスプローラなどで参照してみると以下ようなファイルが追加されているのが確認できます。
6.追跡開始
以上の作業が完了したら、追跡できているか試してみましょう。
デバイス設定にて「Tracking for this device is」項目が”Enabled”になっていればステータスがこのように緑色になります。
この状態でデバイスをPCに接続してみましょう。
設定で記述したように実行プロンプトが表示されますので、OKをクリックすればデバイスが開きます。
次にMy Devicesページ内の”Track Device”ボタンをクリックしてみましょう。
あなたがデバイスを挿したPCのIPから場所を特定し、Google マップ上に表示します。
表示される情報は接続IP、市町村レベルでの名称、緯度・経度、デバイスを接続したPCのユーザー名やユーザーネームなどのシステム情報、インターネットプロバイダの情報などです。
一般的なインターネット接続の場合、IPはISPの位置に関連付けられますので、地図のマーク上にデバイスがあるとは限りませんが、これだけ情報が入手できれば盗難被害などの場合十分な”動かぬ証拠”となるでしょう。
この情報画面には親切なことに関係機関などに情報を提供するためのプリントボタンが用意されており、追跡情報をまとめたものを見やすく印刷することができます。
また、デバイスがPCなどに接続された場合、登録アドレスにメールで接続された旨を警告してくれます。
以上のようにGoogle マップをセキュリティとうまく結びつけたツールで、情報を持ち歩くことが多い今、万一に備えることができるのがいいですね。
重要な情報は持ち歩かないようにしたり、ファイルにロックをかけておくのは基本的なことですが、それでも万一は結構な確率でやってきます。そういった際に少しでも安心できるサービスですね。
デバイスは最大3台まで登録可能ですので、音楽プレーヤーや大切なメモリなどを登録しておきましょう。
ihound Software
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